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Sound of Wind Mill

思うまま 感じるまま を そのまま 言の葉や 絵の葉に のせて 気ままに 飛ばしています
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人間パンダ―13

パニックになった頭で、なんとか思考を立て直そうとする。

その間にも、視線をそらすことができない。


もう、なんなのこれは!

私は、だんだんこの不条理な状況に腹が立ってきた。


これは一体何?!

なんでこんなことが私に起こるの?!


私の顔つきがきつくなってきたのに
美津井も気がついたらしい。


『ほう』


美津井が再び煙を吐き出しながら、少し意外そうな顔をする。


『意外と気の強いお嬢さんだな。』


灰皿に灰をパスンと落とす。


『おまえは、この状況がどういうものかわかっていないようだな。

 俺は、“おまえが気づいた”ことを知っている。

 それがどういう意味を持つかわかるか?』


美津井は口角を片方ほんの少し上げて笑った。

そして、煙草を灰皿に強くぎゅっと押し付けた。

煙草は、くしゃくしゃにひしゃげて消えた。


『おまえに味方はいない。

 俺のことについて、これ以上他言するとどうなるか、
 しっかり肝に命じることだな。』


私の背筋を、冷たい汗が、流れていった。

 




  人間パンダ―前置き から読む
   http://http://oneofwing.blog70.fc2.com/blog-entry-155.html
  人間パンダ―14 を読む
   http://oneofwing.blog70.fc2.com/blog-entry-169.html






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