Sound of Wind Mill

思うまま 感じるまま を そのまま 言の葉や 絵の葉に のせて 気ままに 飛ばしています
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
奇妙な落し物-4
「う・・・・」

思わず 言葉に詰まる。
確かに 私は彼の名前がわからない。
でも だからといって 果たしてそれが
彼が名前を落とした という証拠になるんだろうか・・・

だが 私が 彼の名前をわからない以上 
彼が名前を落としていない という保障もない。


なんだか 頭が痛くなってきた。
こんな禅問答を 続けていても仕方がない。
この際 もう どっちでもいいや。
とりあえず このやっかい者を 誰か他の人に押しつけてこよう。

「ああ じゃあ まあ 落としたとしてですね・・・
 とりあえず 落としたら まず 交番ですよ!」

青年は いぶかしげに私を見つめる。

「交番に行ったところで 僕の名前が届いてるはずないでしょう?!」

「もしかしたらってことが あるかもしれないじゃないですか!
 それに なんか 手がかりが 見つかるかもしれませんよ。」

私は 青年の背中を押して、左の路地へと向かわせた。
青年は 怪訝な顔をして少し抵抗したが
そのうち しぶしぶ 坂を登り始めた。


→奇妙な落し物-5 へ http://oneofwing.blog70.fc2.com/blog-entry-40.html
→奇妙な落し物を最初から読む http://oneofwing.blog70.fc2.com/blog-entry-29.html

スポンサーサイト
Comment
≪この記事へのコメント≫
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。